農林水産省による「 新しい時代の食育を考える 食育推進フォーラム2021 」“コロナ時代の食育とは”が、令和3年2月16日(火)に開催され、会場とオンラインで約500名が参加しました。

フォーラムは、学校法人服部学園 理事長の服部幸應氏によるビデオメッセージからスタートしました。

第1部では、株式会社ビストロパパ代表取締役の滝村雅晴氏が「オンライン料理教室/デジタルを有効活用した食育の推進」をテーマに、オンラインによる食育推進の可能性や、料理教室をオンラインで行う利点、オンライン料理教室の開催に必要な環境等についてお話しされました。


第2部は「新たな食育に取り組む企業における先進的事例」をテーマとした事例報告で、当財団専務理事の藤本奈巳より「新たな生活様式に対応した多様な食育情報の発信」と題し、 “コロナ時代”を踏まえた食育活動やその実施プロセス、今後の展望などについて発表しました。また、株式会社エイチ・アイ・エス法人営業本部セールスマネージャーの金沢由季氏は、オンラインとオフライン(現地での農業体験)を組み合わせた旅行会社ならではの食育活動についてお話しされました。

→当財団の講演資料はこちらからご覧いただけます。

第3部のパネルディスカッションでは、東京農業大学国際食料情報学部教授の上岡美保氏、東京家政大学ヒューマンライフ支援センター准教授の内野美恵氏、株式会社エイチ・アイ・エスの金沢氏、当財団藤本がパネラーとして参加し、「withコロナで食育はどう変わるか?」「食育とSDGs」「食育ピクトグラムの活用」「食への関心が薄い層への食育」などのテーマについて活発な意見交換を行いました。

第4部では、農林水産省消費・安全局参事官の清水正雄氏より、食育に関する現状と課題を踏まえて農林水産省が運営を開始する食育推進プラットフォーム【全国食育推進ネットワーク「みんなの食育」】や、食育の取り組みを分かりやすいイラストで表した「食育ピクトグラム」について説明されました。

▼農林水産省ホームページ↓
https://www.maff.go.jp/j/syokuiku/network/movie/2021forum.html