2014/10/05

Vol.117(1) DIJFからのお知らせ [10月15日発行]

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   メールマガジン Nutrition News vol.117
                    平成26年10月15日

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 メールマガジンNutrition News 平成26年10月号を
 公益財団法人ダノン健康栄養財団(DIJF)からお届けいたします。

 ※このメールは配信を希望・承諾された方にお送りしています。
 ※MSゴシックなどの等幅フォントで最適にご覧いただけます。

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☆ INDEX ☆

 1. DIJFからのお知らせ

(1) 「第16回ダノン健康栄養フォーラム」を開催しました。
(2) 食育情報サイト「ごはんだもん!げんきだもん!」What’s New!

  2. 平成24年度ダノン学術研究助成金受贈者による研究報告

 3. 健康・栄養に関する学術情報
   「肝臓時計の新規同調因子として働くインスリンと生活習慣病予防 腹時計の大切な働き」 

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    1. DIJFからのお知らせ 

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(1) 「第16回ダノン健康栄養フォーラム」を開催しました
 

 本年9月13日(土)に有楽町朝日ホール(東京)及びナレッジシアター(大阪)にて『再発見された乳製品の健康価値』をテーマに「第16回ダノン健康栄養フォーラム」を同時中継で開催しました。
 当日は天候にも恵まれ、大阪での開催及び同時中継という初めての試みとなりましたが、両会場共に多くの参加者を迎え、講師の方々より有意義なご講演を賜り盛況裡に終了する事が出来ました。ご来場の皆様にはご清聴頂き、活発なご意見も賜りました。改めましてお礼申し上げます。
 皆様からご提出頂いたアンケートは、今後のフォーラム開催に際し貴重なご意見・ご感想として参考にさせて頂きます。 

本フォーラムの講演要旨及び画像を更新しましたので、ご覧下さい。
▽詳細は↓
https://www.danone-institute.or.jp/forum/33657/

 
  
(2) 食育情報サイト「ごはんだもん!げんきだもん!」What’s new!
 
☆「時短朝食レシピ」… いつものごはんに秋の味覚をプラス! 里芋は胃腸に優しく、働きを良くしてくれるので、食欲の秋におすすめの食材。里芋ごはん、お味噌汁、サラダなど美味しくて簡単なレシピを掲載しています。

☆「スポーツ食育インタビュー」… 先月に続きアジア大会女子サッカーではなでしこJAPAN背番号「10」を背負い活躍中の高瀬愛実選手のインタビュー後編。幼少期から正しい食生活を過ごされ、選手になっても自然と理想的な食事を継続されていることが、現在の活躍につながっていると思わせる興味深いインタビュー内容になっています。

☆「スポーツ栄養講座」… スポーツと食の秋、「果物」はスポーツをする上でエネルギー源になり、筋肉の修復にも役立ち強い味方になります。 また、秋に美味しい「さんま」はDHAやEPAといった魅力的な成分が豊富に含まれていておすすめです!詳しい解説はWEBをご覧ください。

☆「食育出前授業Q&A」… 今月の相談は、①好き嫌いをなくしたい ②頭が良くなる食事を知りたい! 小学生や保護者から多く寄せられた質問に対して、管理栄養士“まりこ先生”がわかりやすいアドバイスをしています。 

 
今回も盛りだくさんの情報をお楽しみ下さい! 
  
▽食育情報サイト「ごはんだもん!げんきだもん!」は↓
https://gohagen.jp/
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   2. 平成24年度ダノン学術研究助成金受贈者による研究報告

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平成24年度ダノン学術研究助成金は多数の応募の中から6名の研究者に授与されました。その中から今回は、東京都健康長寿医療センター研究所 新開省二先生の研究報告の内容をご紹介します。 
「日本人高齢者の栄養と認知機能に関する前向き研究」

東京都健康長寿医療センター研究所 
新開省二 先生

 われわれは、地域高齢者を対象とした追跡研究により、栄養状態が良好なことが高齢期の負の健康アウトカム(死亡、ADL障害、虚弱)の発生を抑制することを明らかにしてきました。その際、栄養状態の指標としてBMI、血清アルブミン、総コレステロール、血中ヘモグロビンの4つを用いましたが、いずれも数値が高いことが負の健康アウトカムの発生に防禦的に作用していました。また、4つの栄養指標を用いて総合栄養スコアを算出し、これを三分位に分けて主要死因別死亡との関係を検討したところ、栄養スコアが高い群ほど循環器疾患(特に脳卒中)の死亡リスクが低いでした。したがって、高齢期においてはこうした栄養指標の水準を維持する「食」が重要と考えられます。
 本研究は、高齢期の栄養指標と認知機能の低下との関連を探ることを目的とました。認知症と診断される前には、正常老化とは異なる速度で認知機能が低下する期間が平均して6~7年存在することが知られています。この時期の認知機能の低下に関わる食事あるいは栄養関連因子を知ることは、長期的な病理的変化の結果発症する認知症の一次予防に向けた食の指針づくりに重要です。われわれは、これまで地域在宅高齢者を対象とした縦断研究において、認知機能検査を繰り返し測定するとともに、血中栄養指標や認知機能の低下に関わる既知のリスク因子を測定してきました。このデータを用いると、追跡期間中に認知機能に低下がみられた高齢者群と同じく維持した高齢者群との間で、初回調査時の栄養指標の水準を比較するとともに、認知機能の低下に関わる既知のリスク因子の影響を取り除き、認知機能の低下と栄養指標との独立した関連性を調べることが可能です。本研究は、地域高齢者における栄養状態と認知機能低下との関連を、前向き研究により詳細に検討したわが国で初めての研究といえる。

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    3. 健康・栄養に関する学術情報

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「肝臓時計の新規同調因子として働くインスリンと生活習慣病予防 腹時計の大切な働き」
 
 多くの生命活動には周期性(年・月・日単位など)があります。体の各細胞に時計遺伝子があり時を刻んでいることが明らかとなり、「時間生物学」と呼ばれる分野が急速に進展してきました。また、食品摂取のタイミングと体内時計や疾病の発生との関連を研究する「時間栄養学」も盛んになってきました。そして、生活習慣病の発生については「何を食べるか?」だけではなく、「いつ食べるか?」が重要であることもわかってきました。
 概日リズム(大体1日のリズム)は自然の1日周期と約1時間のズレを生じ、朝の光がそのズレをリセットすることは広く知られています。ところが最近の研究で、確かに中枢の主時計(脳内の視交叉上核に存在)をリセットするのは光であるが、内臓の体内時計をリセットするのは食事であることがわかってきました。
 今回は、食事がどのように体内時計に影響するのかについての研究を解説した論文を紹介します。
 
 

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 【発行】公益財団法人ダノン健康栄養財団
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