2014/05/01

Vol.111(2) 第15回ダノン健康栄養フォーラム「これからの健康づくりをどう支えるか」アンケート結果

メールマガジン「Nutrition News」 Vol.111
第15回ダノン健康栄養フォーラム
「これからの健康づくりをどう支えるか」
アンケート結果

平成25年9月28日(土)、有楽町朝日ホールにて第15回ダノン健康栄養フォーラムが開催されました。「健康日本21(第2次)」を踏まえて、健康に関する問題や我が国の健康対策をどのように捉え、これからの健康づくりをどのように支えていくかについて、「時間栄養学」「運動」「メンタルヘルス」「地域連携」など様々な切り口から、各方面で活躍されている先生方にご講演いただきました。会場には600名を超える参加者が来場され、盛況のうちに終了しました。

今回は、第15回ダノン健康栄養フォーラムのアンケート結果(回答数=397)をご紹介します。

参加者の職業

参加者の職業は、管理栄養士・栄養士が大多数を占めており、次いで「教育関係者」「医療関係者」との回答が多く見られました。「その他」として「健康運動指導士」「保健師」「食品メーカー」「公務員」「調理師」など様々な回答が見られ、「これからの健康づくり」という大きなテーマへの強い関心が伺える結果となりました。
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フォーラムの内容について

第15回ダノン健康・栄養フォーラムの内容については、「大変良かった」が38%、「良かった」が51%であり、89%の参加者が「良かった」と回答しました。その理由としては、講演テーマが興味深かったこと、現場に活かせる内容だったこと、新しい知識を得ることができたことなどが多く挙げられました。
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栄養士が現場で必要としている知識やスキルについて

栄養士が現場で必要としている知識やスキルについて、自由記載方式によるアンケート回答をキーワード別に集計しました(複数回答あり)。
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最も多かったのは「栄養指導やカウンセリング」「コミュニケーション能力」に関する回答です。栄養に関する専門知識の必要性を前提に「対象者に分かりやすく説明する」「対象者の気持ちに寄り添い、行動変容を促す」などのスキルの重要性が強く認識されているようです。次いで「疾患や臨床栄養」「エビデンスに基づいた栄養知識」に関する回答が多く見られました。他にも様々な回答が見られ、主な参加者である管理栄養士・栄養士に求められるスキルの幅広さが伺える結果となりました。

今後のフォーラムで取り上げて欲しいテーマ

今後のダノン健康栄養フォーラムで取り上げて欲しいテーマについて、自由記載方式による回答をキーワード別に集計しました(複数回答あり)。
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※「ライフステージ別の栄養」回答数内訳:妊産婦(3)、子ども(10)、高齢者(14)

 今後のテーマとしては「疾患・臨床栄養」に関するテーマへの要望が最も多く、以下「ライフステージ別の栄養」「運動・スポーツ栄養」「時間栄養学」と続いていました。ライフステージ別では、高齢者に関するテーマへの要望が14回答と最も多く見られました。 様々なテーマへの要望がある中で、多くの回答が「最新の情報を知りたい」いう点で共通しているのが特徴的でした。

第16回ダノン健康栄養フォーラム

 平成26年9月13日(土)に第16回ダノン健康栄養フォーラムを開催します。今回は東京・大阪の2会場同時開催(双方向同時中継)とし、「再発見された乳製品の健康価値」をテーマに、健康に寄与する乳製品の最新のエビデンスなどをご紹介する予定です。 なお、これまでのアンケートでは「講演の時間が短い」「1つの講演をもっと詳しく聴きたい」などのご指摘を多くいただいていました。そこで、第16回ダノン健康栄養フォーラムでは、タイムスケジュールの見直しを行いました。皆様の貴重なご意見をもとに、今後のダノン健康栄養フォーラムも、日々進化する健康・栄養に関する様々な情報をお届けできる場でありたいと考えています。

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