2022/05/13

Vol.222 (2) 第23回ダノン健康栄養フォーラム アンケート結果

メールマガジン「Nutrition News」 Vol.222
第23回ダノン健康栄養フォーラム アンケート結果より
コロナ禍における新たな栄養指導の実践

 令和3925()に、第23回ダノン健康栄養フォーラムがオンラインにて開催されました。「コロナ禍における新たな栄養指導の実践」をテーマに、新型コロナウイルス感染症や地球規模の気候変動など大きな課題に直面する中での“食育”の在り方、近年注目されている健康問題やその解決のための新技術・方策などについて、それぞれ第一線でご活躍の先生方にご講演いただきました。

視聴者数は当日のライブ配信と1週間の見逃し配信を合わせて1,208名で、そのうち619名からアンケートの回答をいただきました。

フォーラムの内容の評価

 

 フォーラムの内容については、約96%が「良かった」と回答していました。理由としては、タイムリーな内容であったこと、コロナ禍での栄養指導の在り方を多角的に学べたこと、見逃し配信を利用して繰り返し視聴することでより理解が深められたことなどが多く挙げられていました。

                       【フォーラムの内容の評価】

※「大変良かった」と「良かった」の合計

”必要なスキル”と”日本の健康課題”、フォーラム参加者の考えは?

 管理栄養士・栄養士に求められるスキルについて尋ねた項目では、「栄養に関する最新のエビデンスの理解」のように、常に知識をアップデートしていく必要性を挙げる回答が多く見られました。また、「対象者に合わせて伝えるスキル」「対象者を行動変容に導くスキル」「対象者の話しを聴く(傾聴)スキル」など、コミュニケーション能力に関する回答も多く、そのために自分自身の人間性を向上させることが重要であるという意見もありました。

 また、「ICTの活用」「デジタル化への対応」「フードロスの削減」「地球環境への配慮」など近年の社会情勢を踏まえた回答も多く見られました。

               【管理栄養士、栄養士に必要な知識やスキル(一部抜粋)】

 今回のアンケートでは、日本社会が最も関わっていくべき健康・栄養の課題についても伺いました。多様な意見が挙げられる中で、糖尿病や認知症などの疾病対策、食の持続可能性、健康格差の問題、ヘルスリテラシーの向上、食環境の整備などに関する内容が多く挙げられていました。

                  【健康・栄養についての課題(一部抜粋)】

第24回ダノン健康栄養フォーラム開催決定

 第24回ダノン健康栄養フォーラムは、令和4年924日(土)にライブ配信にて開催します(見逃し配信は24日夜間から1週間の予定)。第23回フォーラムのアンケート結果や栄養を取り巻く最近の動向等を踏まえて検討した結果、「環境と健康を守る食事について考えるーnutrition for allー」をテーマとすることが決定しました。日本や世界の食料問題、近年話題の“フードテック”や“次世代たんぱく質”についての講演の他、サステナブルな食生活への対応が求められる中で管理栄養士・栄養士がどうあるべきかなどについて議論するパネルディスカッションも行う予定です。事前登録制にてどなたでもご視聴いただけますので、奮ってご参加ください。

▽第24回ダノン健康栄養フォーラムの概要は、以下をご覧ください↓

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