2017/06/15

Vol.155(1) DIJFからのお知らせ [6月15日発行]

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   メールマガジン Nutrition News vol.155
                    平成29年6月15日

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 メールマガジンNutrition News 平成29年6月号を
 公益財団法人ダノン健康栄養財団(DIJF)からお届けいたします。

 ※このメールは配信を希望・承諾された方にお送りしています。
 ※MSゴシックなどの等幅フォントで最適にご覧いただけます。

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☆ INDEX ☆

1. DIJFからのお知らせ
(1) 「第19回ダノン健康栄養フォーラム」の参加申込み受付中!
(2) 「平成30年度ダノン学術研究助成金」の応募受付中!
(3) DII 研究助成に関するお知らせ
(4) 食育情報サイト「ごはんだもん!げんきだもん!」What’s new!
2. 平成27(2015)年度ダノン学術研究助成金受贈者による研究報告
3. 健康・栄養に関する学術情報
   「知っておきたい!食事摂取基準の“理論的視点”」

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    1. DIJFからのお知らせ 

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(1) 「第19回ダノン健康栄養フォーラム」の参加申込み受付中です。
 第19回ダノン健康栄養フォーラムは、テーマを『子どもの健康と食事・栄養』として本年9月9日(土)に開催します。(講演無料、生涯教育 実務研修 全分野共通90-110 講義2単位を配布)
 会場は有楽町朝日ホール/東京都千代田区、定員700名となります。現在、フォーラム参加申込みの受付を行っております。先着順にて、定員になり次第受付終了とさせて頂きますので、予めご了承願います。皆様のご応募お待ちしております!
▽フォーラムのプログラム・お申込みは↓
https://www.danone-institute.or.jp/forum/2344.html

(2) 「平成30年度ダノン学術研究助成金」の応募受付中です。

 現在「平成30年度ダノン学術研究助成金」の応募を受付中です。応募方法は、当財団ホームページから応募要項・申請書をダウンロードの上、必要事項をご記入頂き、E-mailまたは郵送にて当財団事務局宛にご提出下さい。 申込み期限は、7月31日となっております。
多くの方のご応募お待ちしております!  

▽詳細は↓
https://www.danone-institute.or.jp/research/

(3) DII研究助成に関するお知らせ

 Danone Institute International (DII)とアメリカ栄養学会、国際骨粗鬆症財団は、共同でヨーグルトの健康効果について最新の知見を評価するプロジェクトYogurt in Nutrition Initiative (YINI)を行っています。その活動の一環として、ヨーグルトに関する研究への助成を行っています。
 2017年度の助成「YINI Grant 2017」の募集が開始されました。

▽詳しくはホームページをご覧下さい↓

(4) 食育情報サイト「ごはんだもん!げんきだもん!」What’s new!

今月のテーマは『乳酸菌』です!

☆「スポーツ食育インタビュー」…今年3月に、国内外で輝かしい実績をお持ちのプロテニスプレーヤー浅越しのぶ選手による『テニスクリニック&公開食育インタビュー』を開催しました。その中でお話し頂いた内容をお伝えします。

☆「食育出前授業Q&A」…食育講座の際に良く出る質問から、今月は『乳酸菌ってなんですか?』と『菌ってカラダに悪い?』に管理栄養士”まりこ先生”がお答えしています。!

▽食育情報サイト「ごはんだもん!げんきだもん!」は↓
http://gohagen.jp/
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   2. 平成27(2015)年度ダノン学術研究助成金受贈者による研究報告

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 「平成27年度ダノン学術研究助成金」は、多数の応募の中から6名の研究者に授与されました。その中から今回は、関西医科大学小児科学講座 山内壮作先生の研究報告の内容をご紹介します。母親が妊娠中・授乳中に低カルシウム状態にある場合に、子供にメタボリックシンドロームが起こるかどうかを動物実験で検討した研究です。
「母獣の低カルシウム栄養が、仔の成獣期に高血圧や慢性腎疾患をもたらすか?」

関西医科大学小児科学講座 山内壮作 先生

 近年カルシウム(Ca)の摂取不足やグルココルチコイド(glucocorticoid:GC)作用の活性化がメタボリックシンドローム(metabolic syndrome:MS)の病態に関与していることが示唆されています。報告者らも低Ca食を投与したラットにおいて、インスリン抵抗性が上昇しGC活性化変換酵素である11β-hydroxysteroid dehydrogenase type 1 (11β-HSD1)の発現が亢進することを報告しました。MSの発症要因の一つに、GC作用の亢進が関与することはよく知られており、Caの摂取不足はGCの活性化を介してMSのリスクを高めるものと思われます。 一方、子宮内環境が胎児のエピジェネティクスに影響するという知見が報告されています。胎内での低栄養により低体重で出生した児は、成人期にMSだけでなく、高血圧や慢性腎疾患(Chronic Kidney Disease: CKD)をもたらすという報告が多数あります。しかし、低たんぱくによる影響はラットを用いた動物実験で証明されていますが、それ以外の原因は不明です。
▽研究要旨は↓
┗ https://www.danone-institute.or.jp/mailmagazine/2636/
 
 
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    3. 健康・栄養に関する学術情報

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「知っておきたい!食事摂取基準の “理論的視点”」
 『日本人の食事摂取基準』(以下「食事摂取基準」)は、かつての「日本人の栄養所要量」にかわって2005年に厚生労働省が策定したガイドラインで、健康維持や生活習慣病予防等を目的に、エネルギーや栄養素の望ましい摂取量の基準が示されています。食事摂取基準は5年ごとに改定されており、現在における最新版は「日本人の食事摂取基準(2015年版)」(以下「食事摂取基準(2015年版)」)です。  
 「食事摂取基準(2015年版)」での主な改定内容については、当メールマガジンVol.111のトピックスでも紹介しましたが、その他に、食事摂取基準のガイドラインとしての位置づけがより明確化されたこと、その活用方法についての理論的な視点が詳しく述べられていることも、この度の改定のポイントとなっています。栄養や食事に携わる者には、基準とされている数値だけでなく、このような食事摂取基準の特徴を熟知して正しく活用することが求められていると言えるでしょう。  
 今回は「食事摂取基準(2015年版)」について、どのような点に注意し、どのように実務に活用すれば良いか、そのガイドラインとしての側面を基準策定に携わった筆者が解説した論文を紹介します。

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 【発行】公益財団法人ダノン健康栄養財団
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