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平成28年1月15日
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メールマガジンNutrition News 平成28年1月号を
公益財団法人ダノン健康栄養財団(DIJF)からお届けいたします。
※このメールは配信を希望・承諾された方にお送りしています。
※MSゴシックなどの等幅フォントで最適にご覧いただけます。
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☆ INDEX ☆
2. 第17回ダノン健康栄養フォーラムより
「栄養素のバランスと健康」
京都府立大学大学院生命環境科学研究科
教授 木戸康博 先生
3. トピックス
「レッドミート・加工肉の発がん性について」
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1. DIJFからのお知らせ
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学術助成、メールマガジン「Nutrition News」の発刊は予定通り行われ、年ごとに応募が増加する学術助成に関しては、選考委員会での厳正な評価により例年通り6課題を選考いたしました。財団のホームページの一般の方に向けた食育情報へのアクセス数も昨年も更に増加し、多数の皆さんに興味を持って頂いています。幼児から大人の方まで幅広い年齢層に楽しく健康な食に関する知識を身につけてもらえるよう、小・中学校などの教育現場で食育に関わる講座「食育セミナー」を行っていますが、年々、開催依頼が増えています。ジュニアスポーツチームの選手および保護者を対象にした「スポーツ栄養講座」も大好評です。
「公益社団法人日本栄養士会」との共催の「第17回ダノン健康栄養フォーラム」は、食品の機能表示が可能になったこともあり、健康寿命を食品でいかに伸ばすかに主眼を置き、「長寿を支える健康な栄養素・食品・食事」のテーマで開催しました。皆さんのニードにあったテーマであったと考えられ、多数の参加者を見、アンケートでの満足度も高く、大好評でした。昨年は、東京会場のみでの開催でしたが、事前登録された方には、当日の視聴用サイトから動画をライブ配信することにより、フォーラムを遠隔地からも視聴して頂きました。
ダノン健康栄養財団が目指す健全な「食と栄養」は、食による生活習慣病の発症の予防や新しい栄養・食品機能評価の確立とともに、小児・妊婦から健常成人・高齢者にわたる栄養の改善を通して「健康長寿」の実現を目指しております。私達は、本財団の活動を通して少しでも社会に貢献したいと思っています。
今後とも、一層のご指導・ご鞭撻を賜りますよう、どうぞよろしくお願い申し上げます。
公益財団法人ダノン健康栄養財団 理事長 井廻 道夫
☆「食育出前授業Q&A」… 今月の相談は、1.「夕ごはんには、意味はないのですか?」と2.「体内時計がくるいすぎるとどうなりますか?」です。小学生や保護者から寄せられた質問に対して、管理栄養士“まりこ先生”がわかりやすくアドバイスします。
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その中から今回は、京都府立大学大学院生命環境科学研究科 教授 木戸康博先生の講演要旨をご紹介します。
京都府立大学大学院生命環境科学研究科 教授 木戸康博先生
食事は、私たちの体を作るとても重要なものです。もしも食事をとらなかったら、私たちは生命を維持することができません。一方で、毎日の食事のとり方が間違っていれば、健康障害が発生するリスクが高くなります。「バランスの良い食事」をとることが重要です。
これまで、栄養素のバランスを評価する指標の1つとして「PFC比率」が使われてきました。しかし、タンパク質、脂質、炭水化物だけでなく、アルコールもエネルギーを産生します。そこで、日本人の食事摂取基準(2015年版)では、アルコールを炭水化物に含めた「エネルギー産生栄養素バランス」として、タンパク質:13~20%エネルギー、脂質:20~30%エネルギー、炭水化物:50~65%エネルギーと設定されました。
栄養素は、摂りすぎても不足してもいけません。管理栄養士・栄養士は、専門職として栄養素のバランスをとることを、一般の方にしっかりと説明する必要があります。しかし「タンパク質をこれだけとってください」というような伝え方をしても、多くの方は食品のエネルギーや、含まれるタンパク質の量を知りません。管理栄養士・栄養士には「栄養素のバランス」をいかに「食事のバランス」に置き換えて伝えるかが求められます。
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これについて、食品安全委員会は、11月30日、ホームページに「レッドミートと加工肉に関するIARCの発表についての食品安全委員会の考え方」として詳しい解説を公表しました。
┗ https://www.danone-institute.or.jp/mailmagazine/1136/
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