開会挨拶

公益財団法人ダノン健康栄養財団 理事長
東京農業大学 応用生物科学部 栄養科学科 教授
清水 誠

 本日、ここに第20 回のダノン健康栄養フォーラムを開催することとなりました。
本フォーラムは、フランスに本社を有する世界的な食品会社であるダノングループにより「健康と 栄養」に関する研究の支援、様々な情報の提供を目的に設立された非営利の学術組織である公益財団法人ダノン健康栄養財団と公益社団法人日本栄養士会の共催により行われます。これまで、「健康と栄養」に関する情報提供を目的として、毎年様々なテーマのフォーラムを開催してきましたが、今年で節目の20 回目を迎えることとなりました。これもひとえに皆様のご支援の賜物と感謝申し上げます。
さて、東京オリンピックを2 年後に控え、スポーツに対する関心が社会的にも高まっています。そこで今回は、健康づくりに重要な運動・スポーツと栄養の問題を取り上げ、「健康と運動能力アップにつなげるスポーツ栄養」というテーマでフォーラムを開催することになりました。
基調講演では、順天堂大学大学院スポーツ健康科学研究科の内藤久士先生に、温熱負荷を題材に効率的なトレーニング法を目指した最新のスポーツ科学研究の成果についてご講演いただきます。基調講演のあとは、立命館大学スポーツ健康科学部教授の海老久美子先生に特に成長期アスリートに注目した食生活のあり方について、また帝京科学大学医学教育センターの渡會公治先生には高齢者の健康づくりのための運動と栄養について話題を提供していただきます。さらに、神奈川県立保健福祉大学 保健福祉学部の鈴木志保子先生と、パラリンピアンの田口亜希さんには障害者のスポーツ栄養の問題点やあり方について、対談形式でお話しいただきます。
本フォーラムは、 東京会場のみでの開催ですが、できるだけ多くの方に本フォーラムの内容を聴講いただけるよう、事前登録された全国各地の皆様には公益財団法人ダノン健康栄養財団のホームペ ージの視聴用サイトからライブ動画の配信を行います。
今回のフォーラムで提供される情報が、お集まりの皆様、ライブ動画を視聴される皆様の今後の活動においてお役に立てば幸いです。

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