開会挨拶
公益財団法人ダノン健康栄養財団 理事長
新百合ヶ丘総合病院消化器・肝臓病研究所 所長
井廻 道夫
本日、ここに第18回のダノン健康栄養フォーラムを開催することとなりました。
このフォーラムは、フランスに本社を有する世界的な食品会社であるダノングループにより「健康と栄養」に関する研究の支援、様々な情報の提供を目的に設立された非営利の学術組織である公益財団法人ダノン健康栄養財団と日本栄養士会の共催により行われます。
これまで、「健康と栄養」に関する情報提供の目的で、毎年、様々なテーマでフォーラムを開催してまいりました。
今回は、最近注目されている腸内細菌と病気の関連、健康の問題を取り上げ、「腸内細菌と健康」というテーマでフォーラムを開催することになりました。
基調講演では、長年腸内細菌と免疫の関係を研究されてこられた、東京大学名誉教授の上野川修一先生に、腸内細菌の免疫に及ぼす影響をご講演頂きます。 基調講演に引き続き、腸内細菌とストレスについて福土審先生にお話し頂き、更に、腸内細菌とメタボリックシンドロームについて山下智也先生に、プロバイオティクスについて福田真嗣先生にご講演頂きます。最後に、特別講演として、平成28年度診療報酬改定で栄養関連がどのように扱われているかを塩澤信良先生にお話し頂きます。
本フォーラムは、昨年と同様に東京会場のみでの開催ですが、できるだけ多くの方が本フォーラムの内容を聴講できるよう、事前登録された全国各地の皆さんにはライブ動画の配信を公益財団法人ダノン健康栄養財団のホームページの視聴用サイトから行っています。
今回のフォーラムのテーマはお集まりの皆様、ライブ動画を視聴の皆様にとって非常に関心の高いものであり、これからの活動のご参考になる内容を含むものであると考えております。皆様のお役に立てば幸いです。