理事長より新年のご挨拶

 昨年より、理事長を拝命しました大内でございます。伝統ある公益財団法人ダノン健康栄養財団のかじ取りに、責任の重さを痛感しておりますが、理事、評議員、事務局の方々、そして関係者の皆様のご助力のもと、全力で努める所存でございますので、よろしくお願い申し上げます。

 当財団のもっとも重要な事業でありました研究助成が中断されてから2年が経ちました。この間、この事業を復活すべく検討を重ねて参りましたが、ようやく、2026年度からの再開に向けて、今春学術委員会を開催し、助成の方法などについて検討したいと考えております。

 研修事業であります、ダノン健康栄養フォーラムは、本年も例年通り秋頃開催する予定です。令和5年は「フレイル予防」、令和6年は「腸内細菌」をテーマにいたしましたが、いずれの企画も大変好評でした。本年のテーマはこれからプログラム委員会で検討いたしますが、一昨年、昨年に負けない、興味深いテーマで開催したいと考えております。

 食育・情報提供事業においては、メールマガジン、ウェブサイト及びSNSを通じた情報発信、食育パンフレット「ごはんだもん!げんきだもん!」の発行のほか、国の実施する健康・栄養に関するプロジェクトに参画することなどを従来通り計画しております。

 但し、本年度より食育情報提供事業の活動を見直し、3月末を以って「食育講座及びスポーツ栄養学セミナー」の実施を終了いたします。これまで12年間に渡り本「食育講座」を通して食事と生活習慣の大切さをお伝えして参りましたが、今後は学術的側面から貢献が出来れば幸いです。

 また、本組織の本部であるDanone Institute International (DII)関連では、本年3月27日~28日にパリで開催される栄養サミットNutrition & Growth Congressへの参加及び新たに発足するDI Global Scientific Boardのキックオフミーティング(3月下旬~4月上旬にパリにて開催)に日本から代表を派遣する予定にしております。

 ダノン健康栄養財団は、DIIと連携しつつ、本年も力強く前進してまいりたいと考えております。

皆様におかれましては、引き続き、当財団の活動にご指導、ご支援を頂けますようお願い申し上げて、新年のご挨拶といたします。

                                                                               公益財団法人ダノン健康栄養財団 理事長 大内 尉義